「おっ、手塚発見〜!何してんの?」

体育祭に関する書類のコピーを運んでいた俺に話しかけたのは、3年4組のだった。

フリ、フラレ

scene1 彼女がいる生活が、当たり前になっている。
scene2 怒ったところなんて、想像も出来なかった。
scene3 それに…の事が、ずっと頭から離れなかったのだ。
scene4 そもそもが何故、俺を好きになってくれたのか。
scene5 「ちょっと、じゃないぞ」
scene6 …俺を見ていてくれる人がいる。その嬉しさを噛み締めて、俺はその場を後にした。
scene7 ……俺にとっての思いは、重荷、なのか…?
scene8 そう言って俺たちを振り向かせたのは、なぜか桃城だった。
scene9 ジュンスイニ、ヤサシイ。
scene10 「別に大丈夫だけど…どうかした?…さんと桃を見てたみたいだけど」
scene11 1日だけ、部活を休もう。そして、考えよう。彼女の事、俺の事を。
scene12 …もしもそうならなかったら、俺が、つらい。
scene13 もう迷わない。まっすぐに、君を愛することを誓おう。