「…まだ、寝ないのか?」 「んー?国光が寝たらねる」 いきなり俺の腕から這い出てきて、窓の外をじっと眺めている。 「…何でだ?」 「国光が…よく、そうしてくれたから」 そう言って振り返るが、大人のように笑う。…何故だか居た堪れなくなって、俺はベットから起き上がり、駆けて行って、彼女を抱き締めた。 「…」 「国光…?」 「……俺を、置いていくな」 「私は…国光を置いていったりしないよ?」 「…!」 「国光こそ、一人でどっかいっちゃったりしないで…ね?」 目があうと、自然と唇が重なった。月の明かりがやけにまぶしくて、…これからの未来が、もっと光に溢れることを、願った。 アトガキ。 「Since Last Goodbye」題名は手塚のキャラソンからです。 この曲は切なくて好き。 だから一度、この曲で話を書いて見たかったのです。書きたいものの半分もかけてませんが…(汗 んー、微妙(笑) それでは失礼します。 2006.09.12 tuesday From aki mikami. |