阿吽がふわりと降り立った先は、先ほどの別れ道だった。


「…ここ、さっきもきたよ?」


そうが言うと、阿吽は首で左の道を促す。


「左に進めってこと?この先に殺生丸がいるの?」


こくん、と阿吽は頷いた(ように見えた)。は左の道を一度見て、また阿吽に向きなおると、一度小さく頷いた。


「いってみる。…ありがとう、阿吽」


そう言って、左の道へと歩を進めた。