「あぁ?殺生丸だぁ?」
「うん。阿吽がこっちに行ったって言うんだけど…みてない?」
「…匂いはしたけどな。でも俺は見てねえよ」
「そっか…」
「なんだよ、あいつまたいなくなったのか?」
「うん…」
が落ち込んだ様子を見せると、犬夜叉は慌てた様子で立ち上がり、どことなく上ずった声で言った。
「お、おい、ここで泣くんじゃねぇぞ!あ、そ、そうだ!お前みんなの所に行けばいいだろ!殺生丸がいつ戻ってくるかもわかんねぇんなら、むこうで暇つぶしてりゃいいんじゃねぇのか?」
「暇つぶし…?」
「どこに行ったかわかんねぇやつさがすの大変だろ!そのほうがいいって!」
「…ねぇ、みんなはどこにいるの?」
「え?えっと…
> 七宝がむこうに…
> かごめならあっちに…