「七宝が向こうにいたぞ?」
「そう、じゃあ行ってみるね、ありがとう」
「まてまて、俺も行く!」
「うん、じゃあ一緒にいこうか」
二人で森の奥へと進んで行く。犬夜叉が臭いをたどったおかげで、すぐに七宝の元に辿り着けた。
「七宝ちゃん!」
「!お主どうしたんじゃ!」
「殺生丸がいなくなっちゃって…捜してる最中なんだけど…」
「殺生丸?おらは見とらんぞ」
「そうよね…」
はぁ、とため息をつく。七宝はが落ち込んでいると思ったのか、けんだまを差し出した。
「、一緒に待っておればよいじゃろう!」
「…七宝ちゃん…」
「一緒にけんだまでもして待っておれば、きっとすぐに迎えにきてくれるじゃろう!」
「うん!」
可愛らしい七宝の笑顔に負けて、はけんだまを受け取った。そうだ、殺生丸なら、すぐに迎えに来てくれる。だから大丈夫だ。
犬夜叉も、が機嫌を直したことにほっとしているらしい。
そして結局、は当初の目的を忘れてしまうのだった。
Ending 3
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忘却
いつまでも子供でいてほしい七宝ちゃん。
【o】