「雲母だぁ!」


そこには、変化して大きな猫の姿になった雲母がいた。


「どうしたの?何かあったの?」


そういいながら雲母にかけよる。どうやら雲母は何者かと戦っていたようだ。牙を向き出しにして、激しく威嚇している。


「雲母、誰かいるのね?そいつの所に連れていって!」


雲母の背中に乗る。すると、雲母は勢い良く空に飛び上がった。