「寂しかったの…」
「寂しい?」
「殺生丸、すぐいなくなるし…行き先いってくれないし、連れてってくれないし…殺生丸がいないと、やっぱり寂しいじゃない」
「…」
そう言って黙りこむ。殺生丸はそんな彼女の頭を優しく撫でると、小さく息をついてから、呟いた。
「…おいていかれるのが、そんなにいやか?」
「! ヤダ!」
「…わかった。これからは出来るだけ、行き先を告げていこう。ただし、お前にだけだがな」
「うん…!」
が微笑むと、殺生丸はくるりとに背を向けて、誰にも気付かれないように微かに微笑んだ。
Ending 8
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微笑
殺生丸の微笑が見たい今日この頃。
【-(ハイフン)】